プロフィール欄にある様に僕はスノーボードを始めて8年になります。
1シーズン20~30回位滑走します。
1シーズンが大体4か月くらいなので月に換算すると約4日に一回は滑りに出かけている計算になります。
毎シーズンこれだけ滑っていると、スキー場ではもちろん、道中でも色んな事がおきました。
楽しい思い出もありますが今回は、痛い思い、怖かった思い出を記事にしてみようと思います。
つーわけで今回は、
僕のスノーボード体験談を紹介します!
・調子にのった先に待っていたもの・・・。
窪みで派手にコケて中指骨折。
スノーボードを始めて3年目位だったと思います。
ある程度のスピードでターンも出来る様になり、自分の中では、”脱・初心者”よっしゃー!と勝手に思っていたのはちょうどこの頃で、ブーツの脱着、スケーティング、リフトの乗り降りもスムーズにでき、完全調子に乗っている僕でした。
初心者を脱出した頃はとにかくスノーボードが楽しく午前中からハイペースで滑っていたと思います。
何本か乗り継ぎゲレンデをリフトから見下ろすと何やら窪みがズラ~っと一列に並んでいてその窪みを利用してターンをしているスキーヤーがいるではないか。
「面白そう!」と思いリフトを降りて窪みまで近づいてみると窪みというよりは、直径1メートル位、深さ20センチ位の”穴”が10個ほど並んでいてスキーヤーはオリンピックの選手みたいにガチで滑っていた。
僕は思った・・
”スノーボードでもいけんじゃね?”
と思い少し滑ってみると上手くいかなかったが練習次第でどうにかなりそうだったので、とにかく練習をしてなんとなくコツを掴んだのでゆっくりだがコケずに滑る事ができた。
しかし前途の通り午前中からかなり飛ばしていて体は疲れているのは分かっていたが、楽しい方が勝っていたのかもしれません。
”この一本で休もう!”そう思って窪みに入りラストの所でエッジが引っかかりバランスを崩して派手に前のめりでバンザイしながら転んだ。
その時右手を強打したらしく、少し感覚が無かったが痛みはほとんど感じなかったが、少し休んで滑ろうと思いブーツをバインディングに装着しようとしたその時”ピキッ”と何やらいつもと違う感覚が右手に走ったのを覚えています。
そのままリフトに乗り、降りようと右手を着いた瞬間激痛が走り、”これはヤバい”・・・。
脳裏に浮かんだのは骨折・・・。すぐに帰ろう・・・。
しかし着替えるにしろ、車の運転にしろ痛いのなんのって・・・。
ウインカーが一番きつかったが・・帰宅して病院に行くか迷っていた。
なぜなら確実に折れているのがわかっているから・・・。
ギプスをはめられる事を予想し、日常生活はもちろん会社に迷惑がかかるからである。
しかし、家族は当然病院に行って!の一点張りだったのでしぶしぶ病院に行ってレントゲンを撮ってもらうと、”折れてるよ~右手の中指の甲辺りがね”と妙に明るく先生に言われた。
やっぱりね・・・こっちは会社になんて言えばいいか落ち込んでいるんだから空気読んでよ・・・・。
全治約一か月、利き手でギプスをはめたので日常生活がとにかく不便でしょうがなかったが、仕事もそのままなんとかこなした。
何事もそうかもしれないが、慣れてくる頃が一番危なく調子に乗るので”初心忘るべからず”
身をもって体験しました。
・ホワイトアウトで視界ゼロ!
数センチ先も見えない真っ白な世界
標高の高いところは天気が変わりやすいというが、スキー場でもある程度同じことが言える気がします。
その日は家族3人でスキー場に出掛けたが予報は晴れ。
スキー場に向かう途中チラホラ雪が舞ってきたがそんなに珍しい事ではないので、気にする事なく目的地に向かい無事に到着。
スキー場に着くと天気はあまりよくなく、完全に”雪”に変わっていました。
個人的はピーカンより雪が降っている方が好きなので、テンションも上がっていたがゲレンデ案内を見ると”中級者以上の○○リフト強風の為運転見合わせ”の文字が。
「ガ~ン・・。」中級者以上のコースに行きたかったのだが仕方なく初心者コースで滑っていたが物足りず、お昼ご飯を食べゲレンデ案内を見てみると先ほど見合わせていた中級者のコースが解放しているとの事。
これは行くしかない!息子と二人でリフトを何本か乗り継いでそのコースへ向かいました。
しかしリフトに乗っている途中で段々雪と風が強くなり完全に真横から雪が吹き付けていて、ゲレンデはおろか、隣に座っていた息子も良く見えない状態でした。
これはヤバいかなと思いリフトを降りてゲレンデに出てみるとそこは完全な真っ白世界”ホワイトアウト”していました。
ホントに何も見えず白い世界だったのでドラゴンボールの”精神と時の部屋”か?と思った。
息子と相談し何とか滑ってみる事にしたが前が何も見えないうえ、耳元で雪女がヒューヒューと囁いているかのような風と軽快にゲレンデに響いている音楽、遠いところから聞こえる他のお客さんの声。
なんともいえない不気味な感じでした。
息子にはできるだけ離れず滑り、もし迷子なったらとにかく下まで滑り切れ!
真っ白な世界を二人で滑り切りって元の場所へ戻る事ができたが、ウエアは雪風で真っ白になり体冷え切っていて関節が固まっているかのようでした。
その後に飲んだ、ただの缶コーヒーが妙にうまかったのを覚えています。
何はともあれコースを外れたり、遭難した訳でもないので内心とにかく下まで滑り切れば大丈夫とずっと思っていましたけどね。
皆さんもお出かけ前にはスキー場の天気、その日の体調、などしっかり準備してスノーライフを楽しんでください。
僕的にはもう一本行こう!と思った時が休憩の合図ではないかと思います。
今回は、ここまでです!