著者・藤吉・豊
小川・真理子
こんな方におすすめ
- 文章が上手くなりたい!
- 文章のノウハウを知りたい!
- 書く力を身につけたい!
- たくさんありすぎてどの本を読んだらいいか分からない。
そんな悩みがある方に本書がおススメです。
「文章の書き方」をテーマにした100冊を著書2名で調査し、文章のプロが持つノウハウを知ることで悩みを解決できます。
書籍紹介
現役ライターの著者2名が名著「100冊」のエッセンスをまとめて、1位~40位までランキング化されています。
1位~7位のルールで「文章力の向上」
20位まで身につければ、「文章がうまいひと」
40位まで身につければ、「プロ級の書く力」
が手入ります。
文章のプロが身につけている「書き方のコツ」を一冊にまとめたもので、共通のノウハウを押さえれば、「文章のプロ」になれる!
・身につけてほしい7つの基本ルール
1~7位の基本ルールが特に大事なので紹介します。
ポイント
1位・文章はシンプルに
2位・伝わる文章には「型」がある
3位・文章も「見た目」が大事
4位・文章は必ず「推敲(すいこう)」する
5位・「わかりやすい言葉」を選ぶ
6位・比喩(ひゆ)・たとえ話を積極的に使う
7位・接続詞を「正しく」使う
・文章はシンプルに
ポイント
・余計な言葉はとにかく削って、簡潔に
・1文の長さの目安は「60字」以内
・ワンセンテンス・ワンメッセージ
余計な言葉は使わずとにかく削る
100冊中53冊に記されている、「シンプルに書く」
シンプルな文章は内容が伝わりやすくなり、リズム感が生まれます。
「シンプルに書く」ということはどういうことか要約すると、
「なくても意味が通じる言葉を削る」
例・「とても大きな被害が発生する状況が続いているのです」⇒「大きな被害が出ています」
読みづらく、長い文章は読まれず削るところは削って簡潔に書く!
一分の長さはの目安は「60文字」以内
「1文」を短くすれば、「文章」もおのずとシンプルになります。
文章を分け「60文字」以内に抑えていけばシンプルな文章が完成して読みやすくなっていきます。
ワンセンテンス・ワンメッセージ
センテンスとは分のことで、ひとつ分に入れる内容をひとつに絞ると「一読で理解できる文になる」。
ひとつの分にあれこれつめこんでしまうと、分が短くても、わかりにくくなってしまいます。
・とにかく書く、たくさん書く
本書を読んで僕が特に大事だったなと思ったのは、15位にランクしている「とにかく書く、たくさん書く」です。
始めは下手でもなんでもいいからどんどんアウトプットする。
量があって、初めて質が生まれるのだ。
こう書かれています。
始めから素晴らしい文章なんて書けるはずがありません。
僕はブログを書く時はそう割り切って書いています。
とにかく、書く!
毎日、書く!
そして余計なこともできるだけ考えないようにしています。
完ぺきでなくてもOK!
構成はどうしよう?
こんな記事だれが読むのかな?
など、後からいくらでも修正は可能で、慣れることが大切ですね。
文章術を身につけたいのであれば、毎日書いて、書いて、書きまくる!
・気づき
いざ文章にするとなると、うまく伝えることは難しいです。
「書くネタがない」「考えが整理できていない」「やる気が起きない」
これらが脳裏に浮かんでくると、なかなか書き始められませんよね。
そんな時、本書を読んで気づきました。
「とりあえず、書き始めろ」
まさにシンプルでわかりやすい、一文です。
最初から「うまく書こう!」「完ぺきな文章を書く!」と思わなくいいから、なんなら一行でいいから、書く。
「思いついた順番で書く」
思いついた順番で書き出し、「つながり」は後から考えていく。
「P(結論)→R(理由)→E(具体例)→P(結論)」の型を使って書いて、具体例の方が書きやすいのであれば、具体例から書いても構わない。
こうやって向き合っていけば知らずのうちに、「文章力」はついていくものだと思います。
毎日書くことを意識して、「シンプル」「伝わりやすい」文章を心がけていきたいですね。